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いつの間にか手の届かないところまでいっていた掛け布団を引っ張り戻して、一郎の細い体の上に掛けてやる。
晩秋の夕暮れ、急激な冷え込みが始まっていた。
そっと一郎を抱き締める。
ついさっきまで溶け合いそうなほど熱く抱き合っていたのに、一郎の肩口はもう冷たくなっていた。
「な、一郎」
意を決して、囁きかける。
余韻の為か一郎はうっとりとした表情で加山を見つめてきた。
「俺と山を降りよう」
「・・・・・・」
「もうすぐ雪が降る。雪が降ったらそう簡単にここには来れなくなるんだ・・・」
「・・・・・・」
「村での生活は約束するから。悪いようにはしないから」
いくら言葉を尽くしても、一郎は首を縦に振らなかった。
加山にも苛立ちが募る。
雪が降り出せはそう簡単には一郎に会いに行けない。
会えないだけでも辛いが、雪に覆われた山で一郎はどうやって冬を越すというのだろう。
去年、越せたからといって今年も越せるとは限らない。
それが冬の厳しさ。
第一、一郎は何の食物を入手する手段も持ち合わせていないのだ。
加山は今日一郎を説得すると心に決めていた。
「一郎、一緒に行くって言え」
「…いやだ」
迷いもなく一郎は答える。
「一緒に行くって言え!」
「いや!」
こみ上げる怒りのままに一郎に挑みかかる。
妙な興奮が自身をいきり立たせていた。
「やっ、あ!・・・アぁ」
いきなり足を大きく開かされ、雄を受け容れさせられた一郎は悲鳴を漏らすが、先ほどまでの行為に散々ほぐされていた肉は容易に加山を受け容れる。
最初から容赦のない突き。
一郎の腹筋がひくひく波打つ。
ほどなくして一郎自身は白い蜜をとろとろと流し始めた。
加山が奥を掠める度に一郎の薄紅色の茎の先端はぷくっと膨らみ、花弁に生じた朝露のような蜜を溢れさす。
激しい腰の動きに、蜜はあっという間に先端のくぼみに収まりきれない量になり、涙のように次々と流れ出した。
最初嫌がる素振りを見せていた一郎も、加山の動きにあわせて夢中になって腰を振り、蜜を零しながら寂しげに揺れる自身に手を添えて慰めはじめる。
「あっ、いい。加山いいっ」
達しそうになる一郎の根元を加山は両手で押さえてしまう。
「いや、やめろ」
一郎の叫びもむなしく、加山自身も一郎の体から引き抜かれる。
物足りなさに一郎は体を大きく捩った。
「お願い・・・」
懇願する一郎に加山は告げる。
「一緒に行くって言ってくれ」
加山も必死だった。
一郎と離れてたまるかという思いに取りつかれていた。
返事をしない一郎から体を離す。
立ち上がって一郎を見下ろすと、一郎は怯えたように身を縮こませていた。
長い沈黙。
「いっしょに・・・いく、から」
その言葉を聞いた瞬間、加山は一郎にのしかかり再びその体を犯していた。
絶頂間近にあった一郎の体は加山を呑み込む悦びに弾ける。
悲鳴とともに白濁液が散った。
加山はそんな一郎を無視し、一郎がもう出来ないと泣いて訴えるまで一郎の体を使い続けた。